泡の影 歌詞解釈

初めに。

このブログの歌詞解釈は公式ではありません。あくまで自己解釈なため独自の世界観を崩したくない方は読むのをオススメしません。




まず最初の歌詞

「大人びてるようで無邪気なそんな笑顔が好きだった」

「晴れた日には髪をなびかせて走るそんな君が好きだった」


気付きました?そう、形式がもう過去なんです。好きだよ、とか好きなんだ、ではなく好き"だった"と過去形なのはその主人公と君がもう過去形なのが分かりますね。

そして次に来る


※「この痛みを刻むために遠く光る星の下で」

これは後半に繋がってると思っています。



「風の小さな言霊聞きながら街の片隅で思い浮かべてた もう残った香りは泡沫に儚くそれでも忘れない」

まず言霊とはなんなのか。言霊とは簡単に言えば言葉に宿る力のこと。そして泡沫は水面に浮かぶ泡のこと。

きっと主人公は"君"と歩いた街を歩きながら"君"を思い浮かべているのでしょうね。小さな言霊とは例えば「いつか二人で旅行行きたいね」「一緒に暮らしたいね」などのいつかの話(例えばですよ)それを思い浮かべ歩いているとふいに君の香りを感じるもそこには何もない。まるで水面にぽこっと浮いてくる小さな泡のように一瞬で消えてしまう。でも"君"との思い出や香りが主人公は忘れられないんだと。




そしてここからが問題。


「知らないで居られたらよかったと思った事が無いと言えば嘘になるけど だけどずっとあの愛を知らないままで生きる今日は想像できない」


ここです、ここ!!!

知らないで居られたらよかった…………ここで私は悟りました。もしやこれは死別なのでは?"君"は病気で亡くなってしまった。病気を知らされ「知らないで居られたらよかった」と思うけれど「あの愛を知らないまま」で生きる今日は想像できない…………この主人公は"君"のことを相当愛していてたくさん愛を貰い幸せな日々を過ごせたから余計に辛くて忘れられない………




「あの日ふたりで描いた未来とは違う花が咲き 風が吹いている。もう過ごした瞬間(とき)を遥か超えて想って 何度も思い出す」


違う花=人生だとして本当は結婚して子供を授かりごく普通の生活をしたかった、そんな未来予想図を立てていたのかな。二人で過ごしたときからもう随分経っているのに未だに思い出すのはそれほど主人公の中で"君"の存在が大きく大切だったから。



「深く青い海から舞い上がっていく幾千の泡は光の方へ 息を止めて 影を追って見えなくなるまでずっと夢からさめない」


海はスピリチュアルスポットとして有名で神聖な場所とも言われています。海から舞い上がる泡が光の方へ="君"はしっかり成仏できたという解釈と捉えても良いのかな…?と。ここ凄い奥深い歌詞だと思います。あとラスサビ前の岸くんの「ずっと夢から覚めない」が凄い好きです。夢から覚めない=主人公はこれからも"君"と心で生きていくようにも思えます。



「もうどれほど呼んでも届かない 願う声さえも空に消えるだけ 残された涙はいつの日か儚く枯れてく痛みもあの笑顔も遠く それでも忘れない」


あああああああ(壊)呼んでも届かず願い事も消えていく………………ほらやっぱり死別……………(自己解釈ですよ)残された涙が枯れるということは涙が枯れるほど月日が経ってるということですかね。ここで出てくる1番最初の「この痛みを刻むために」は"君"を想うと好きで痛む胸もドキドキしてちくりと痛む胸も"君"の存在を忘れたくないから胸に刻んだのでは、と。
1番に光る笑顔も段々遠退いてしまいあれは幻だったのか、泡沫となって消えてしまったのか………………いや、そうではない。ちゃんと生きてる、心で。だからいつまでも「忘れない」



















どうでしたか…………?私なりの自己解釈なのでもちろん合わない人もいると思います。それでもどうか一人でもこの曲に惹かれKing & Princeを好きになってくれたら嬉しいです!!!!(どさくさ)